2003年12月19日(金) 大阪府豊中市、市民会館大会議室にて開催 された「とよなか未来シンポジウム」に参加してきました。 12月6日に高知で開催したタウンミーティングでは、「誰もが住みやすいまち」 について、専門職、当事者、地域の中で生活する市民としての立場から、多くの 意見が出ました。そこから、地域の中のいろんな人たちと関わり合い、情報を 共有していきながら、共に考え行動していくための”きっかけ”や”場”が、まずは 必要なんだと認識することが出来ました。 先進例として、豊中市では、そうした市民の思いを集め、実際に動いていく会議体 を発足しています。キャッチコピーは『変えようみんなで、変わろう本気で!』 私はこの言葉に打たれて、豊中まで飛んでいってしまいました(笑) 高知でもこれから、まずはきっかけづくり、場づくりに時間をかけて、こうした先進 例から学びつつ、「誰もが住みやすいまち」を実現していくために、多くの市民の 方にご参加いただき、ともに考えていく機会を作っていきたいと考えています。 |
〜 とよなか未来シンポジウム 〜 |
◇ プログラム 18:30〜 開会、主催者挨拶 18:40〜 パネル討論 19:50〜 休憩 20:05〜 意見交換 20:30 閉会 |
◇ パネリスト |
伊丹 康二(いたみ こうじ)豊中市政研究所 大学では、建築工学分野での地域計画、ニュータウンの研究(継続中) に取り組んだ。その過程で、千里ニュータウンに関する市民活動に参加 し、市民の力に関心を持つようになった。「学」の知識と「民」の活動を どのようにつなげるかを考えている。 |
井上 薫(いのうえ かおる)第十四中校区教育協議会会長 1947年大阪市西淀川区で生まれる。28歳から豊中に在住(豊中大好き) 少年野球をきっかけに公民分館活動やPTA活動などで地域の活動に 取り組む。現在、第十四中校区教育協議会会長、少路高校PTA会長、 趣味は社交ダンス。 |
榎井 縁(えのい ゆかり)財団法人とよなか国際交流協会事業課長 ネパールのチベット難民キャンプやスラムでボランティア活動を経験。 中学教諭、神戸市や神奈川県などの国際交流関係、大阪市教育委員会で の勤務を経て、98年から現職。人権尊重基調の多様なコミュニティづくりを 目指す。 |
奥野 享(おくの すすむ)とよなか市民環境会議アジェンダ21理事 1929年台湾で生まれる。大学中退、大阪市水道労働組合で情報宣伝担当。 定年のちょっと前から機関紙編集者クラブ事務局長、65歳まで。 ごみ問題に関心を持ち環境問題の運動に関わる。とよなか市民環境会議に 参画、同ワーキンググループ座長、2003年から現職。 |
高垣 正夫(たかがき まさお)豊中市 政策推進部長 1949年三重県に生まれる。大学卒業後、1年間の通信社勤務の後、73年 豊中市役所に就職。商工課、消費生活課、労働福祉課など経済畑に28年間 勤務。商工労政課長、企画調整室長を歴任し、2002年から現職。 |
芳村 幸司(よしむら こうじ)NPO法人ユニバーサルデザイン推進協会事務局長 関西学院大学法学部卒業後、積水化学工業(株)を経て現在(株)かどや商会 代表取締役、芳村福祉住環境設計事務所所長を兼任すると共に、NPO法人 ユニバーサルデザイン推進協会(愛称ゆにばっぷ)、豊中まつりを通してまちづくり に積極的に取り組んでいる。 |
◇ コーディネーター |
直田 春夫(すぐた はるお)NPO法人 NPO政策研究所専務理事 民間シンクタンクを経て2002年より現職。持続可能な社会づくり、協働型政策形成、 地域自治、コミュニティ・シンクタンクなどの実現を目指している。 NPO法人市民活動フォーラムみのお理事長、寝室川市補助金検討委員会委員。 |
◇ 「とよなか未来シンポジウム」について、豊中市役所のホームページに
報告が掲載されています。
◇ 関連情報 豊中市役所のホームページ
◇ 関連図書 「NPOと行政の協働の手引き」(大阪ボランティア協会発行)
今回パネリストの直田春夫さん、3月27日に高知でご講演いただく
田中逸郎さん、芳村幸司さんの記事(豊中市がNPO法人ゆにばっぷに委託
している住宅改修指導事業について)が、掲載されています。