第4回高知福祉機器展〜 バリアフリー・フェスティバル 〜
開催報告

主催:高知福祉機器展実行委員会(生き活きサポートセンター うぇるぱ高知)
※主催のうぇるぱ高知からは会員専用情報誌「うぇるぱ通信」にて開催報告が発行されています。
こでは共同主催の「福祉住環境ネットワークこうち」からの視点で報告させていただいております。


 ◇ 第4回高知福祉機器展 開催概要はこちらです。 ◇

 主催事務局からの報告・・・来場者数:延べ2,010名、スタッフ:97名、ボランティア:40名


   〜 暮らしやすい住まいブース(住宅改修)の報告 〜
        

商品や施工方法を展示するだけでなく、住環境整備の必要性やその効果を体感していただく事を目的に「実物大模型」
を制作しました。画像は車椅子でのスロープ、床材の違う通路(畳、カーペット(毛長、毛短)、クッションフロア、フローリング)
での操作、開き戸と引き戸の操作の比較などを体験していただいている様子です。皆さん、車椅子の操作自体がはじめてで
難しくスタッフが付き添ってアドバイスをしながらでしたが、多くの方に体験していただくことが出来、「家の廊下なら壁がある
から操作はもっと大変。」「たったこれだけの段差なのにスロープを登るのにこんなに力が要るとは思わなかった。」「車椅子の
前輪が少しの隙間にはまって動けなくなるんですね。体験して初めて知りました。」など、さまざまな感想が聞かれました。
        

「実物大模型」の浴室、トイレ空間も作りました。用具と併用しての動作の体験、またどちらも手すりの位置を変えられるように
しています。浴槽内で電動昇降する入浴用のリフトも展示し、体験していただきました。便器にはINAXの「おしりフト」を設置し、
同じく体験していただきました。右端の画像は手すりにも椅子にもなる画期的な商品「え〜んでバー」です。丸い座面の位置を
変えられるので立ち上がり補助、玄関での昇降動作などに便利です。皆さん「これはいいね!」と感心して試されていましたよ。
        

左端は、住宅改修事例の展示です。今年も「暮ら住ま」スタッフで案を出しながら制作しました。自宅と比較して、「こんな
工事はうちでも出来るかな?」と質問される方もいらっしゃいました。真ん中の画像は段差解消の体験が出来る装置です。
隣の「リフトブース」のスタッフと協力しながら配置しました。段差解消機(直進、L型)と上がり框用リフト、踏み台と手すりの
組み合わせなどいろんな解消方法があり、お体の状態や家屋の状態、経済状況に応じて検討できる方法があることを体験
していただきました。段差解消機、上がり框用リフトは、介護認定を受けていらっしゃる方なら福祉用具レンタルも可能です。
右端は、矢崎化工さんの介助用の簡易浴槽。中央部が空気で膨らみ、やわらかな支えで入浴介助が受けられます。
        

今回は住宅改修に限定せず、「暮らしやすい住まい」とテーマを広げたのは今必要とされている防災、耐震についても情報提供
ができればと考えたからです。右端は四国特殊機器販売の水木氏の『災害弱者の防災について』のセミナー。真ん中は、防災
グッズの展示です。手巻き充電のライト付きラジオ(携帯電話の充電もできる!)、地震による家具の転倒を防ぐ商品、非常用
食品も種類が豊富でした。右端の画像は地震の際に自動的にブレーカーが落ちる装置。阪神大震災で亡くなった方の6割は
火災が原因だったそうです。災害時の火災を最小限にするために有効な装置です。また人工呼吸器など医療機を使用されて
いる場合は、その電源のみ切れないようにすることも可能というのが画期的です。
            

左端は、誰でも簡単に図面が書け、個人情報も入力・管理できる「ADL支援ソフト」です。数値を入力するだけで平面図から
立面図がポンと出来上がります。屋内での動線や介助者の動作も図面におとす事が出来ます。これは便利です。真ん中は
ドアに後付できる簡易型電子錠「デジブロック」。来客時にベッドに寝たままでも、玄関まで行くのに時間がかかる方でも、リモコン
1つでドアロックの開閉をする事ができます。そして右端は最近ホームセンターでも売られているユニバーサルデザインでカラフル
蛇口やシャワーヘッドです。持ちやすい、蛇口がひねりやすいなどの工夫がされています。(本当は「自助具」ブースの展示商品
でした。)とにかく皆さん身近なものですし興味深そうに触ってみたり、質問をしたりしていましたよ。
        

「とにかく当日はおもしろい事やるから!」と住宅改修ミニセミナーを会場で開催してくれたサニープレイスの岡村さん。
巧みにパワーポイントを使ってアニメーションでの画像あり、改修事例のお話ありでたくさんの方が立ち止まって岡村さんの
講義に聞き入っていました。とっても分かりやすく楽しいミニセミナーありがとうございました!来年もお待ちしています!!
そして、右端の画像に写るお2人は、「いわて福祉住環境コーディネーター・ネットワーク」の大志田さんと吉田さん。いつか
岩手での福祉機器展の開催を目指して・・・はるばる高知まで現場の”想い”や”熱”を感じたくて来られました。いわてのHP
にも報告を掲載してくださっています。さすがレポートも熱いです!岩手での開催のときは、高知から駆けつけますね〜!
           



〜 その他のブースのご紹介 〜
(手元に画像があるものだけですので、すべてを網羅できていなくてごめんなさい!)


 キッズブース     


  トレーニング機器のコーナー


 コミュニケーションブース
 
 今年は展示数も増え、大盛況でした。
 点字で名刺を作ろう!
       視覚・聴覚ブース

 シャワーチェアの座面がはずれて
 入浴用リフトとしても吊れるタイプです。
          

      リフトブース

片麻痺で出来る手芸、料理の道具の展示
      
   いきいき楽天術(自助具)ブース

 来場者もスタッフも感激!フットケアや
 徒手療法などが体験できました。
  癒しコーナー


  嚥下食品ブース

皮膚再生医療の先端技術を使った美容液
火傷跡やアトピー等にも効果があります。
 

 Open Heartの皆さんがお弁当販売と
   コーヒーサービスを担当していました。
             
 智子ちゃんとボランティア。すっかり仲良し!

  今年も「たけさん」が来てくれました!
        
 優しいメッセージと色使いに癒されます。
 たけさんのHPはこちら

 トランポリン体験コーナー
        
 障害を持つ子どもたちも楽しくて夢中で
 飛び跳ねていました。その効果に驚き!

 ネットで機器展をライブ中継している
 真子ちゃんと、機器展事務局長の下元さん。

 機器展会場、懇親会場とライブをして
 くださったバーバナさん。素敵な歌声!

 車椅子ダンスには、来場者も飛び入り
 参加して楽しんでいましたよ。


 Open Heartの備長炭商品も展示して
 いました。

 
 懇親会にて、Open Heartの宇賀さん、
 たけさん、ボランティアさんと。


 徳島、兵庫、岩手の福祉住環境ネットワ
 ーク会議の皆さん。高知で会えて感激!

 
 その他にも、「褥瘡予防(ベッド・マット)ブース」「車椅子ブース」「排泄ブース」
 屋外広場には「福祉車輌ブース」がありましたが、画像が手元にないものは掲載
 できていません。ごめんなさいね!
 また今年は相談コーナーや、小中学生を対象にした「コレスバ(これは素晴らしい
 を探そう!」、コンサートなどのイベントコーナーも充実しており、誰もが参加でき
 楽しめる仕掛けが盛りだくさんでした。
 来年もまた、「暮らしやすい住まいブース」をさらに進化させ、他のブースとの連携も
 深めていきながら、皆さんに伝わりやすい企画展示を心がけていきたいと思います。
 主催事務局、実行委員会の皆様。
 来年、第5回開催もともに作り上げ、成功させていきましょう!よろしくお願いします。

 皆さん、来年もぜひ遊びに来てくださいね!!(^^)
 

                 高知福祉機器展 「暮らしやすい住まいブース」 リーダー
                      「福祉住環境ネットワークこうち」 笹岡和泉



♪♪大人気のバリフリ君ハンドタオルはいかが?♪♪

    バリフリ君ハンドタオル  1枚 200円
 (色・・・ホワイト、ブルー、ピンク、クリーム、グリーン)

 収益はすべて、高知福祉機器展の運営費に使われます。
 購入ご希望の方は、「うぇるぱ高知」事務局までご連絡ください!
  「うぇるぱ高知」 TEL&FAX 088−832−0766